20.12.11

教えてシリーズ 

カーシェアとレンタカーの違いって何?

カーシェアとレンタカーの違いって何?

近頃よく耳にするようになった「カーシェア」「レンタカー」という用語。

自分で所有している車以外にも、さまざまな車に乗って楽しむことができるようになりました。

こちらではカーシェアとレンタカーの特徴や、違いについて見ていきましょう。

 

カーシェアってどんな仕組み?

  カーシェア(カーシェアリング)は、自動車を会員の間で共有し、それぞれが利用したいときに車を借りるシステムです。

  車はコインパーキングやマンションなどの駐車場にあるステーションに置いてあり、事前に会員登録をし予約をすることで、車を一定時間借りることができます。

  パソコンやスマホから車の予約をしておき、当日はステーションに出向き、専用カードや携帯電話などを使ってドアを開けます。
予約さえしておけば、誰にも会わずにすぐ車を運転できます。

  カーシェアでは10分や15分単位での短い時間の利用が可能であり、ちょっとした買い物や送迎などにも気楽に利用できます。

  走行した後は、ステーションまで車を返却しなくてはなりません。
ガソリン代が料金に含まれているため、ガソリンを入れて返す必要がないので手軽です。

   

レンタカーってどんな仕組み?

  レンタカーは、料金を支払うことにより、車を一定期間借りられるサービスです。
レンタカー会社では車種を豊富に用意しているため、その都度目的に応じた車を借りられます。

  事前に会員登録をする必要はなく、必要なときにレンタカー会社に出向いて手続きしたら、すぐに車を借りられます。

  またレンタカーを借りて走行した後には、乗り捨てをすることができます。
主要な駅や空港などにあるレンタカー会社の営業所に、車を返却します。
返却の際には、ガソリンを満タンにして返すことが必要です。

   

カーシェアとレンタカーの違い

 
カーシェアとレンタカーには、いくつもの違いがあります。
 

車種の選択

レンタカーは可能、カーシェアは不可能
 

車内清掃

レンタカーは毎回清掃あり、カーシェアリングでは自己責任
 

貸し出し時間

レンタカーは6時間単位や12時間単位など、カーシェアは10分や15分単位など
 

オプション

レンタカーはベビーカーやスタッドレスタイヤ・スキーキャリアなどのオプションを選べる、カーシェアはないことが多い
 

会費

レンタカーは不要、カーシェアは必要
 

乗り捨て

レンタカーでは可能、カーシェアではステーションに戻す義務あり
 

乗車後の給油

レンタカーは満タン返し、カーシェアは給油不要。
  車を借りて運転できることは双方に共通していますが、それ以外の部分ではさまざまな違いがあります。

  カーシェアとレンタカーには、それぞれの特徴がはっきりとあります。
カーシェアは、短時間の利用を頻繁におこないたい人、ステーションが近くにある人、車種にあまりこだわりがない人などにおすすめです。

  レンタカーは、たまにしか利用しない人、旅行などで使いたい人、好みの車種を選びたい人、長い時間乗りたい人、清潔な車に乗りたい人などにおすすめです。

   

カーシェアは共有・レンタカーは貸し借り

 
カーシェアもレンタカーも、車を自分で所有することなく、必要なときだけ借りて運転できるエコなサービスです。

  カーシェアリングのシェアは「共有する」という意味であり、レンタカーのレンタは「貸し借り」という意味をもちます。

  それぞれの意味をしっかり理解しておくことで、内容も自然に把握できることでしょう。
  そしてうまく使い分けることにより、駐車場代や保険料などの車にかかるコストを削減したり、満足度の高い移動を実現したりできます。

  まず目的をはっきりとさせることで、おのずとどちらを利用すればいいかがわかってくるでしょう。 カーシェアとレンタカーの特性をよく理解したうえで、快適なドライブを楽しんでくださいね。