【あの映画に登場した車】 デロリアンからセリカGT-FOURまで
2020年10月20日
20.12.2
カーライフ 
フェアレディZは、日産自動車が1969年から6世代に渡って製造してきたスポーツカーです。
初代Zは、日本では1969年10月から日産フェアレディZとして、それまで日産ブルーバードを販売していたディーラーで販売されました。
またこのクルマはダットサン240Zとして輸出されました。2009年からは最新のZである「日産370Z」を生産しています。
日産Zの初期モデルは2000年まで平塚の日産車体工場で生産されていましたが、後期モデル(350Zと370Z)は追浜(2002年~2004年)と栃木(2004年~現在)で生産されています。
熱狂的なファンは、そのルックス、信頼性、性能、手頃な価格を高く評価しています。
すべてのフェアレディZは、日本ではフェアレディZとして、その他の地域では日産S30、日産S130、日産300ZX、日産350Z、日産370Zの名称で販売されてきました。2020年5月、日産は新型フェアレディZを生産する計画を明らかにしています。
日産S30(日本では「日産フェアレディZ」、海外では「ダットサン240Z」、後に「260Z」「280Z」として販売)は、日本の日産自動車株式会社が1969年から1978年まで生産した3ドア2シータークーペ「Z GT」の初代モデルです。
史上最も成功を収めたスポーツカーのひとつであるS30は、日産のスポーツカースタイリングスタジオ長である松尾嘉彦氏を中心としたチームによってデザインされ、ボディワークはBMW507のデザイナーであるアルブレヒト・ゲルツ氏がスタイリングを担当しました。
日産は、ヨーロッパの定評あるスポーツカーと真っ向から競い合うために新型240Zを、米国では英国のMGB-GTと同等の価格設定にしました。
洗練されたスタイリング、現代的なエンジニアリング、比較的安価な価格、印象的なパフォーマンスは、一般の人々の心に響くものとなりました。
バイヤーや報道関係者からの好意的な反応はすぐに得られ、ディーラーには長蛇の列ができるほどでした。
240Zは、日本の自動車メーカーがエコノボックスのイメージを超えて受け入れられるようになった最初の1台です。
ジャガー、BMW、ポルシェ、アルファロメオ、フィアットなどの限定生産の輸入スポーツカーに比べ、日産のディーラーネットワークは拡大しており、購入のしやすさとメンテナンスのしやすさを両立させていました。
S30の全バリエーションには、フロントにマクファーソンストラット(日産ローレルC30からの流用)、バックにチャップマンストラットを採用した四輪独立懸架式サスペンションを採用。
フロントディスクブレーキとリアドラムが標準装備しています。
240ZにはSU型日立製1バレルサイドドラフトキャブレターがツインで採用されました。
これは1973年モデルから排ガス規制に対応するために、260Zでは日立製の1バレルサイドドラフトキャブレターに変更され、全体的な性能が低下してしまいましたが、1975年には、ボッシュが設計したL-Jetronic電子制御燃料噴射装置が米国市場の280Zに追加されました。
1975年から1978年モデルまで、米国以外の市場では、クーペの260Zと、2ドア4人乗りモデルの260Z 2+2ハッチバックを販売し、S30 240Z は、日本ではシルビアとして販売されている後の 240SX とは無関係です。
1960年代を代表する硬派のスポーツカーとして最初に思い浮かぶのは、アメリカで爆発的な人気を得たフェアレディ1600 と 2000でしょう。ファンから“SP”、“SR”の型式で呼ばれ、今なお多くの人々に愛されています。
しかし、1970年代を象徴する新世代のスポーツカーと言えば、S30型フェアレディZにとどめを刺します。
中でもアメリカ市場で“Zカー旋風”を巻き起こしたダットサン240Z(日本名はフェアレディ240Z)は、スポーツカー史に残る名車なのです。
ZGノーズ(エアロダイナ・ノーズ)の装着で全長は190mm伸ばされ、タイヤはZGのみ175HR14のラジアルが装着されていましたフェアレディZは、昭和44年(1969年)10月に発表されました。
究極のフェアレディを意味する“Z”のネーミングが与えられて、1970年代の幕開けを告げるにふさわしいスタイリングと高性能を誇示したのです。
当初は2Lのみの設定で、スカイラインGT-Rと同じS20型6気筒DOHC24バルブユニットを積むZ432を筆頭に、L型6気筒SOHCのZとZ-Lをラインアップし、Z432は2L最強の最高出力160ps/7000rpmを、Z-LとZは130ps/6000rpmを発生しました。
スタイリングは先代のSP & SRと違って、四季を通じて快適なスポーツランを楽しめるクローズドボディに改められました。
ロングノーズ&ショートデッキにファストバックを組み合わせた、流麗なクーペボディをまとっています。